PCMレコーダで録音される音源は、必ずMP3ファイルにしておきます。それもサンプリング周波数は44kHzか48kHzで、ビット・レートは128kbps程度と、そこそこの音質がよいでしょう。その理由をこれから説明します。

R-09HRに代表されるほとんどのPCMレコーダでは、24bit/96kHzのWAVといった圧縮せず音質劣化がない形式でも録音できますが、音質とファイルサイズの間には相対的な関係性があり、音質が良くなるほどファイルサイズが大きくなります。そしてファイルサイズが大きいと、より大きなUSBメモリ/SDカードが必要になり、そのサイズが大きいほど複製により時間がかかります。なので、ファイルサイズが稼げるMP3が必須なのです。

またファンが音源をどのように利用するか分かりませんから、汎用性の最も高いMP3ファイルにしておくのが無難なのです。

indierevolution.jpの試験では、44kHzで128kbpsでは、25秒から40秒当たりで約1MBのファイルサイズになるようです。つまり3分の曲で7.5MB程度、2時間のライブを丸ごと録音したとすると最大では300MBのファイルになります(実際に録音してみると、200MBを少し超える程度になると思いますが、常に最大サイズを念頭に置いておいた方がよいでしょう)。

この300MBを超えるファイルを複製すると、USBメモリのサイズは最低でも512MB必要になりますが、すでに512MBは割高になりつつあります。すると1GBのものを使うわざるをえませんが、その複製には、どう頑張っても2分はかかります。

パソコンを使った複製の場合、パソコンの処理能力によってはもっとかかりますし、パソコンを操作する時間を考えたら、さらに時間はかかるでしょう。お客さんは、目の前にいて、USBメモリ/SDカードが複製されるのを待っています。2分でも長いくらいですが、試した感じでは2分は許容範囲という雰囲気でした。3分を超えるともう長過ぎて、5分を超えたら待っていてくれないと思います。