Mo-Sic Downloadの面白いところは、コンテンツをAndroidスマートフォンで聴けるということです。店頭で売るにしろ、路上で売るにしろ、ライブ会場で売るにしろ、ダウンロードしたファンは、その場で、あるいは帰りの電車や車の中で、収められた楽曲をすぐに聴き始めることができるのです。

この即時性は、色々と面白いアイデアに発展し、応用できると思いませんか?

例えば、デジタルレコーダで録音しておいたライブ音源を、ライブ直後に、Mo-Sic Downloadとして販売することも可能です。技術的には、ライブの直後に、長い音源ファイルを、パソコンを使ってサーバにアップロードするなど、クリアしなければならない点もありますが、コンセプトとしてはあり得るでしょう。

過去にも、ライブ音源をUSBメモリに録音したり、カセットやMDに録音して販売する試みは行われています。しかし、こうした媒体の問題は、ほとんどの場合で家に帰るまで音源を聴くことができないという点です。USBメモリにしろ、カセットにしろMDにしろ、対応するポータブルプレイヤは存在しますが、その普及という点を考えたら、一部のファンしか携帯していないし、所有しているファンの数もかなり限られているでしょう。

しかし、Androidスマートフォンは違います。持っている人は、ほぼ必ず持ち歩いています。ということは、ライブ会場で買ったその日のライブ音源を、その興奮冷めやらぬ内に、家に着くのを待たずして何度も繰り返し再現して、体験できるわけです。これは、ライブの新しい楽しみ方になり得るでしょう。

その日のライブ音源をMo-Sic Download化するのは、前述の通り、大変かも知れません。でも、過去のライブ音源なら別です。家のパソコンで、波形編集ソフトを使って、曲毎に分解し、Mo-Sic Download化しておけば、次のライブで「ライブ盤」として販売できます。

ダウンロード販売ですから、CDのように邪魔になることはあり得ません。

こう考えると、Mo-Sic Downloadは、ライブでの販売にこそ適したアイデアだと言えるでしょう。

ライブ音源を現場で、当日発売するというアイデアは、
お土産音源のページで説明しています。そこでパソコンと併用する方法に触れていますが、それがMo-Sic for Liveを実現する有力な方法の一つになるでしょう。

なお、一つの例ですが、米国のミュージックカードサービスである
FizzKicksでは、2012年6月20日と21日に、東京でライブ直後にそのライブ音源がダウンロードできるミュージックカードを販売しました。この時、indierevolution.jpでは、長年研究してきた御土産音源のシステムとノウハウをFizzKicksに提供し、ライブ終了後10分以内のダウンロード開始を実現したのです。

これは、まさしく
Mo-Sic for Liveそのものであり、今後のライブ会場での物販の選択肢として、多いに参考になる出来事でしょう。