インディが成功するには、いかに市場に露出するか、が鍵となります。その一つの手段に、チラシがあります。

定期的にライブをやっているインディは、多分、チラシを作っているでしょう。レコード店やスタジオ、ライブハウスに置いてもらったり、ライブ会場で当日配ったりしていることでしょう。

チラシを家に持ち帰ってもらい、記載したURLからホームページを開き、試聴してもらったり、さらなる情報を読んでもらう、ことを期待しているはずです。

でも、多くのチラシは、家路の途中で捨てられたり、忘れられてしまいます。自分がレコード店で知らないバンドのチラシを見た時のことを思い出してください。ちょっと面白そうだな、と思って、「とりあえず」持って行くけど、電車の中で目を通して更なる興味がわかなければ、家に着く前にコンビニのゴミ箱へポイッと捨ててしまいませんか?

そこで必ず家までもって帰ってもらって、何度も読み返してもらうようなチラシを作るのが理想です。もしチラシのデザインがクールで、壁にピンアップしてもいいくらいのものなら、家に持って帰るのではないでしょうか? あるいは、読み物として面白かったり、後で利用できそうな有用な情報が載っていたら、何度も読み返すために鞄に入れておくでしょう。もちろん、アーティストそのものに興味がわきそうな内容なら、ホームページをチェックしようと家に持ち帰るのは確実です。

しかしすべてのインディがデザインのセンスを持ち合わせているわけではありません。凝ったデザインにしようとしてかえってごちゃごちゃにしたり、色使いが変だったり、一生懸命書いたポップな文字が判読不能だったり、問題ばかり起きるでしょう。で、面倒になって、結局マジックで手書きした文字と昔取った写真を合わせてコンビニで白黒コピーしたチラシを配ることになる、というのが典型です。

ここでは、いかに労力をかけず、デザインセンスの欠如という弱点を克服し、優れたチラシを作成するか、について、考えてみたいと思います。なお、デザインセンスが優れていても、ごちゃごちゃで独りよがりなチラシは、やはり敬遠されてしまうので、ビジュアル表現に優れたアーティストでも「このデザインは私の表現の一部」などと考えず、より効率の良いチラシとはどんなものか、この機会に考え直してみるのもよいことです。