今や、自宅のパソコンでDTMしてCD-Rが焼ける時代になりましたから、ライブを全くやらず、オンラインでのCD-R販売が活動の中心というクリエータ指向のインディも増えていくと思います。特に作品を仕上げ、発表することに主眼をおく、クリエータよりのインディには、この傾向が強くなるでしょう。

それでもインディの活動の中心は、やっぱりライブです。

それは純粋に音楽を演奏することに喜びがあり、さらに観客とリアルタイムにやり取りできることの楽しさは不変だからです。

しかし、インディのライブでは、そのプロモーション的な側面を最大限有効利用していないケースを多々見かけます。典型的な場合、ライブが終わるとそそくさと片付けを始め、舞台から降りてしまいます。まれにコアなファンや常連客としばらく話したりしていることがありますが、来場してくれたすべての観客に対してインディが能動的に働きかける姿はほとんど見ません。

それはもったいないことなのです。

インディが市場に露出する機会は限られています。ライブは、そんな貴重なチャンスの一つです。ライブをやりきった充足感で満足しては駄目です。インディの仕事は、そこでは終わらないのです。

この項では、インディが貴重なライブをプロモーションの場として有効活用し、次回のライブ動員を増やし、ホームページへのビジターを増やし、CD/デジタル販売の売り上げを増やす方法について考えてみたいと思います。