Livecheers!がサービス終了

全国のライブハウスをネットワークし、ライブ映像をオンラインで中継するLivecheers!が、11月30日で中継を停止、サービスも来年の1月31日で終了すると、去る11月13日に発表した。

当初は、他に類のない独創的なアイデアで注目されたLivecheers!ではあったが、その後は特に話題になることもなく、提携するライブハウスの数も伸びず、ひっそりと終了するのは寂しい限りだ。

インターネットの世界は、上位2社か3社か市場を寡占するのが常で、規模の小さいサービスが独立してやっていくのは本当に難しい。Livecheers!も、例えば、iTunes Storeにライブ専門のレーベルとして音源を提供していれば、違った展開があったかも知れない。もちろん、そんなことは同社も承知のはずで、検討もしたはずだが、その方向へ踏み出すことはできなかったのだろう。

Livecheers!に限ったことではないが、アーティストを囲い込んだり、特定のレーベイルを優遇したり、すぐに代理店契約したがったり、日本の業界は、まだまだ古くさいというか、内向きというか、利権の確保や、既得権益の維持に頭がいってしまい、アーティストとファン本位になりきれていないところがある。業界の大物が、鳴り物入りで立ち上げたサービスが、鳴かず飛ばずで、その内そっと消えていくのを、我々はいつまで見ることになるのだろうか。

インディが音楽で食っていけるようになる、業界全体があっと驚くサービスが、いつかは登場すると思うが、そんなサービスは、業界側ではなく、もうアーティストあるいはファンからしか生み出されない気がする。