新しいiTunesは凄すぎる

昨日は、新しいiPod touchについて書いたが、それだけではJobsの発表のキモの半分にしか触れていない。iPod touchは、素晴らしい携帯プレイヤだが、それはすべてiTunesあってのことだ。新しいiTunesでは、iPod touchおよびiPhoneのワイアレスネットワーク機能を使って、パソコンを使わなくても直接にiTunes Storeにアクセスし、曲や動画を購入/ダウンロードできる。購入したものは、次回パソコンに接続してiTunesと同期した際に、iTunesライブラリにコピーされる。凄いは凄いが、これだけでは、携帯で音楽を買うのとあまり変わらない。Appleらしいのは、ここからで、何とStarbucksと提携し、Starbucksに入店すると、その時にかかっている曲(と直前の10曲)を、iPod touchの画面で確認できるようになっている。Starbucksに入ると、Starbucksボタンが表示されるという徹底ぶりだ。かかっている曲、あるいは直前に聴いて気に入った曲を確認したら、その場で購入ができる。今の所、Starbucksだけだが、このAPIが公開になれば、BGMがかかっている場所に入ったら、自動的にネットワークに接続し、曲を確認して購入できるようになるだろう。店側にしてみれば、曲が売れれば売り上げになるわけで、積極的にワイアレスネットワークを無料で公開するようになるかも知れない。

新しいiTunesでもう一つ凄いのは、着メロだ。iTunes StoreでiPhone用の着メロの販売が始まったのだが、何と、楽曲のどの部分を着メロにするかをユーザが決められる。iTunesストアで販売している曲で、着メロ対応している曲を選び、その内の気に入った部分を30秒間選択すると、その部分が着メロになるのだ。他人が作った着メロを我慢しながら使う必要がない。着メロ対応楽曲は、当初50万曲から始める。しかも価格が、99セント(約110円)だ。iPhoneがまだ使えない日本では意味がないが、低音質で高価格と二重苦に悩まされている日本の着メロ市場には、外圧でも良いので、iTunesの着メロ方式が風穴を開けてくれることに期待したい。