ニフティがデジタル販売から撤退

ニフティが2005年10月に後発で開始したデジタル販売サービス、MOOCSを段階的にサービス停止し、来年の春には完全閉鎖すると発表した。PCと携帯の両対応というコンセプトで発表された時は、注目されたが、開始時の取り扱い楽曲が15万曲からと圧倒的に少なかった上に、PCから携帯へ曲を移動するにはSD-Audioとして著作権保護機能付きのSDメモリーカードを使うなど、制約が多く、稼働後は話題にもならなかった。今後の詳細は決まっていないが、来春には別の総合的なミュージックポータルとして出直すということだ。

MOOCSは、決して大手とは言えないが、鳴り物入りで始まったサービスが早々に終焉を迎えるということで、日本でもデジタル販売サービスの淘汰の始まりが予感される。

前後するが、エキサイトも2004年に開始した
エキサイトミュージックでの楽曲販売を終了しており、本来のポータルに戻っている。もっともエキサイトは、曲がりなりにもエキサイトミュージックモールという新たな試みも始めており、積極性は失ってはいないようだが。

海外の例を見ても、特定のレーベル、レコード会社、ミュージックプレイヤ、著作権権利技術など、ある種の利権と制約が先走り、流行っているからと始まったデジタル販売サービスはいずれは終わらざるを得ない運命であることは明白だが、その波は思ったより早く日本へ到達し始めたようだ。