iTunes Store

CD BabyがiTunes Trending Reportsを提供開始

CD Babyが、登録メンバー向けにiTunes Trending Reportsの提供を開始した。

このレポートは、アーティストの楽曲が販売されているすべてのiTunes Storeでの、週間の売り上げ履歴を記録したテキストファイルだ。つまり直近の週にiTunes Storeで売れた楽曲が確認できるわけだ。

CD Babyでは、iTunes Storeに限らず、デジタル流通パートナーでの売り上げは、CD Babyへの入金があって、はじめて確定し、メンバーのアカウントに計上される。そのため、アーティストが売り上げの内容を知ることができるのは、早くても一ヶ月後、通常約2ヶ月から3ヶ月後となるが、iTunes Trending Reportsでは、毎週、売り上げの内容が確認できる。

注意しなければならないのは、iTunes Trending Reportsの内容は、確定したものではないということだ。例えば、コンプリート・マイ・アルバムで購入されたアルバムの売り上げは後日調整されるし、楽曲の返品もあり得る。

つまり、iTunes Trending Reportsは、あくまで参考資料ということだ。それでも、自分の楽曲の売り上げ傾向を毎週確認できるのは、嬉しいし、プロモーションにも有効活用できることだろう。

Tunecoreがアルバム登録年間契約料金を値上げ

日本からもiTunes Storeなどのデジタル販売サービスで楽曲を販売できる米国のアグリゲータ、Tunecoreがアルバムを登録する際に必要な年間契約料金を、2011年4月6日に$19.98から$49.99に値上げした。

値上げ幅が二倍以上ということで、驚く向きもあるだろうが、これまで、楽曲を販売するデジタル販売サービスの数を1つ増やす度にかかった$1.98の追加料金がなくなり、無制限に指定できるようになるので、できるだけ多くのデジタル販売サービスで楽曲を販売したいアーティストにとっては、有利になる可能性もある。

問題は、次の年間契約更新料金は$19.98だと思っていた既存の登録ユーザだ。年間契約更新料金が、いきなり$49.99に値上がりして、黙っていられない米国の登録ユーザが、詐欺として訴えようとする動きもあるようだ。

もっとも、年間契約料金の決定権はTunecoreにあり、自由に変更することができるわけだから、今回の値上げも違法ではないし、詐欺でもない。

しかし、デジタル販売のほとんどの売り上げを、iTunes Store、Amazon MP3、Rhapsody、Spotifyなど、数社のデジタル販売サービスで占めていることを考えれば、楽曲を販売するデジタル販売サービスの数を抑えることで、年間契約料も抑えられるTunecoreの魅力が、今回の大幅値上げで半減したことは否めない。

もともと、Tunecoreの料金設定は、そこそこ楽曲が売れるアーティストに有利になっていて、売り上げのあまり上がらないアーティストには、長い目で見ると、CD Babyのような年間契約の概念がないアグリゲータの方が割安になる。

Tunecoreを使っているアーティストは、CD Babyなど他のアグリゲータへの乗り換えを検討する良い機会だろう。

なお、年間契約更新料金を期限内に支払わないと、該当する楽曲は容赦なくデジタル販売サービスのカタログから引き上げられ、すべての関連情報も削除されるそうなので、既存の登録ユーザは注意が必要だ。