Nokiaが、音楽販売に進出

フィンランドのNokiaは、Nokia Music Storeという音楽販売サービスの開始を発表した。これは、この30日に発表されたPCと携帯電話で利用できる新たなSNSを中心としたOviという統合サービスの一部で、楽曲は192KbpsWindows Media Audioファイルで提供される。価格は、1曲1ユーロでアルバムは10ユーロと、競合サービスとほぼ同じ。月間10ユーロの購読サービスもある。携帯電話のマルチメディア展開が進んでいる日本から見ると、ちょっと今更という感じだが、パケット定額制も一般的とは言えない遅れた(?)ヨーロッパにおいては、新しいサービスとして歓迎されるだろう。また日本の着歌などは値段が高い、音が悪い、の二重苦にあるわけで、Nokiaを見習って欲しい。

CD BabyがMP3ダウンロード販売を開始

世界中のインディのCDを販売し、同時にiTunes Storeをはじめとするデジタル販売サービスへ最も多くの楽曲を提供しているアグリゲータであるCD Babyが、これまでのCDに加えてMP3ファイルのダウンロード販売を開始した。音質は200Kbps、VBRと高品質で、LAMEエンコーダを使ってCDからエンコードされており、DRMはない。MP3ファイルに加え、ライナーノーツ(テキスト)、およびアルバムジャケット(JPEG)もダウンロードできる。また、いつでも何度でもダウンロードが可能だ。日本からCD BabyでCDを買うと、高い送料がかかる上に、輸入税が取られる場合もある。また不良品が届いた場合の処理も面倒だが、ダウンロードならそんな問題も解決する。またCD Babyで購入すれば、価格の91%が直接アーティストに支払われるので(iTunes Storeで買うと、アーティストへは60〜70%前後の支払いになる)、CD Babyで購入すれば、ファンにとっては直接アーティストを支援したことになって喜びも倍加しそうだ(当然、実入りが大きくなるアーティストの喜びも倍加するだろう)。

ロシアの超低価格音楽ダウンロード販売サイトが再開

ロシアのMediaservicesが数年前から運営し、今年の6月下旬に閉鎖されたAllofmp3.comが8月27日に再開された。同サイトについて指摘されている問題を詳細に検証すると長くなるので、割愛するが、簡単に言えば、欧米のメジャーレコード会社の楽曲が異常に安い値段で販売されていたことから、米英の業界団体などが訴えていたというもの。Allofmp3.comは、当初許可もなく、また著作権使用料も払わずに楽曲をCDからコピーして販売していたとされるが、その当時のロシアの法律では、それも合法だったと考えられている。その後、現地の著作権管理団体ROMに使用料を払ったり、海外のクレジットカードでの楽曲購入を制限したりと、場当たり的ながら対処は続けて来た。米英からの提訴もあり、今年の6月に一時閉鎖されたものの、この8月15日に現地の裁判所で合法との司法判断がくだり、再開されたわけだ。ROM自体が、使用料を徴収し、分配する能力を持っているのか疑問視されており、まだまだ決着したとは言い切れないが、インターネットにより、楽曲のデジタル販売は完全にボーダレスになってしまった今、ラジオやTV、ストリーミングの包括契約はともかく、ダウンロード販売については、現地の著作権徴収代行団体による使用料の徴収はやめて、売り上げはまるごとアーティスト、レーベル、パブリッシャ、などに支払う国際的なルールを作った方が良いのではないだろうか。他人の曲をカバーした場合、管理団体が窓口になってくれれば、使用料を払いやすいので、信託制度そのものは意味があると思うが、信託しているからと言って、著作権者本人が配ったり売ったりした楽曲についても管理団体に使用料を払うシステムには疑問もあるわけで(日本の場合で、海外ではこの限りではない)、こうした抜け穴をつくサービスの台頭を許さないためにも、著作権料は著作権者(あるいはアグリゲータなどの代理人)に売り上げと一緒に丸ごと支払われるやり方も検討されるべきだ。もちろん簡単ではないし、日本の徴収代行団体が、海外の団体に働きかけて、似たような問題を是正して来た事例もあるので、そう言う地道な活動に期待するのも手だが、今のところ、こうした旧態依然の徴収代行団体がデジタル販売の進化のスピードについて行けていないのは明らかだ。

スタジオで威力を発揮!? iMainGo

スタジオでメンバーに新曲のデモトラックをお披露目する場合、MDやCD-R、カセットテープなどにダビングしてスタジオに持っていく?でも、スタジオに再生装置がなかったらどうするか?そんな悩みを解決してくれそうなのが、Portable Sound Laboratories, Inc.のiMainGoだ。見た目は手のひらサイズよりちょっと大きい黒いポーチで、iPodのイアフォンジャックにケーブルを指して中に収め、iMainGoのスイッチをオンしたら準備完了。ふたを閉じた状態でもiPodのホイールが操作できる。音は裏側のスピーカから再生されるのだが、電池駆動なのに音量が大きいのが特長。indierevolution.jpでは、アメリカで買ったものを使っているが、日本でもACT2という会社から9,800円で発売されているようだ。店頭では、もう少し安いかも知れない。一時Dreamgear i.Soundシリーズからも、全く同じ仕様の製品が発売されていたが、今は見かけない。米国の実売価格は、$50位だから、amazon.com辺りから買えば、送料を入れてもちょっとだけ安いかも知れない。限定生産っぽいが、ピンク、青、緑もあったらしいので、見つけたらラッキーだ。

cdbaby.comがリニューアル

世界中のインディによるCDを委託販売するオンラインストア、CD Babyが、サイトデザインをクリーンでモダーンな見た目にリニューアルした。以前のごちゃごちゃした感じが、インディサイトっぽくて好きという意見もあるが、iTunes Storeをはじめとする世界40以上のデジタル販売サービスへの楽曲提供というアグリゲータとしての仕事に注目が集まり、その比重が日に日に高まって、CDストアという枠組みだけに収まりきれなくなったためのリニューアルらしい。日本のインディも1万円かけずに、世界中のiTunes Storeでアルバムが発売できるサービスだから、indierevolution.jpでもことあるごとに利用をお薦めしている。基本的に英語のサービスであることと、その見た目の分かりにくさから敬遠されてもいたことを思えば、このリニューアルは大いに歓迎したい。

Time誌でlast.fmが総合4位、カテゴリで1位に

Time誌の50 Best Websites of the year!でlast.fm総合4位になりました。Audio & Videoカテゴリでは、Lala、Veohなどの競合を抑えて1位に輝きました。indierevolution.jpでは、すべてのインディにlast.fmの利用をお薦めしています。国内外には、似たようなミュージックSNSがたくさんありますが、アーティストおよびリスナー双方について、制限を設けたり、審査したり、また管理や制御しようとするサービスが多い中、last.fmは、その利用者本位の姿勢に好感が持てます。こうした姿勢が一般にも高く評価されていることが、今回のランキングでも証明された形です。

ugayatvの第19回が公開

インフォバーン社の月刊誌サイゾーの2006年4月号に掲載されたオリコンに関する記事の情報提供者でしかないジャーナリスト、烏賀陽氏を、オリコンが名誉毀損で訴えた民事裁判について、烏賀陽氏本人がビデオで解説をするugayatvの第19回、「不可解な訴訟のせいでオリコン株価暴落」がこの17日に公開された。indierevolution.jpでは、この裁判にずっと注目してきた。それは言論封殺とか、乱訴とかそう言った権利や法律の問題としての側面に興味があるからではない(そう言う問題は、裁判所で自ずと結論が出ることだから)。音楽チャートの仕組みそのものについて常々疑問を持っているからだ。音楽に限らないが、チャートの多くは、操作されている。それは厳然たる事実で、「独自」の調査とか係数とか判断といった言葉で説明されている。チャートというのは、総合的に市場の動きを表す必要もあるので、独自の調査や過去の経験、統計的にはじき出された係数などを使って操作することは、必ずしも悪いことではない。問題は、今回のように、本来民事訴訟の相手にはならない情報提供者だけを訴え、文句を言うものは社会的に抹殺する、という態度をあからさまに見せる会社のチャートが、信頼できるものなのか?、という点だ。実際、この裁判が始まってから、オリコンの株価は急落している。オリコンの多角化戦略の失敗が見え始めていた時期でもあるので、裁判だけで株価が下がったとは思わないが、裁判を続けることで信用を失い続けていることは事実だろう。このような裁判を続ければ、総合的に判断されているはずのチャートも、どこか恣意的に操作されていたのではないか、という疑問が出るのは当然だ。メジャーなメディアでは、全く扱われない訴訟なので情報が少ないが、ネットを検索すれば、インディの皆さんも、今一度チャートというものについて考える機会となる様々な資料や意見が見つかるだろう。

トイザらスがBMGプロデュースのトイ楽器を発売

トイザらスは、米国のパフォーマンスグループBlue Man Groupがプロデュースしたトイ楽器、ブルーマングループ キーボードエクスペリエンスおよびブルーマングループ パーカッションチューブを発売した。価格はそれぞれ、14,999円と9,999円。Blue Man Groupは、電子サウンドと体全体を使った演奏が人気で、日本の明和電機パフォーマンスにも通じるセンスを感じるグループ。今回発売になった商品は、明らかにトイだが、BMGのエッセンスは凝縮されているようだ。ギター、ドラム、キーボードなど「楽器」ばかり演奏しているミュージシャンが、パフォーマンス=体全体を使った演奏、がどういうものか、体験するには良い機会になるだろう。

RhapsodyとURGEがサービス統合へ

米国のデジタル音楽販売サービスである、RealNetworksRhapsodyMTV NetworksURGEが統合され、Rhapsody Americaになることが21日に発表された。サービスの形体としては、URGEがRhapsodyに吸収された形だが、URGEのメンバーは、URGEのメンバー名のままでRhapsodyが使える。携帯電話のVerizon Wirelessもグループに加え、携帯電話、PC、音楽プレイヤのすべてで利用できる総合サービスに生まれ変わる。米国のデジタル音楽販売市場では、同じサービス名でオーナーが変わったり、合併したり、比較的活発に業界再編が繰り返されているが、ここへ来て、はっきりしてきた勝ち組にサービスが統合されて落ち着きが出そうな気配だ。

Wal-MartがDRMフリーの楽曲販売を開始

米国の大手小売店、Wal-Martは、DRMフリーで256KbpsのMP3楽曲のダウンロード販売を21日に開始した。Universal MusicやEMIと共にインディの楽曲も充実させていくそうだ。価格は、一曲が99セント、アルバムが9.22ドルと、DRM付きの楽曲とほぼ変わらない。DRMフリーは、もう時代の趨勢と言える。日本では、インディでもDRMを妄信しているアーティストが多いが、音楽をリスナーに届けるという目的を達成するために、何が最善か良く考えてみるべきだろう。

CD Baby DIY Music Podcastがエピソード8を公開

CD Babyの社員がインディ・ミュージシャン向けに提供しているPodcastDIY Music Podcastの第8回、「Episode 008 : Fran Snyder - Concerts in Your Home」が公開された。このFran Snyderは、ミュージシャンがホストの「家」で、ワインなど飲みつつ、落ち着いた雰囲気の中で、和やかに、フレンドリーに演奏する機会を提供し、その様子を公開するConcerts in Your Homeの代表者。Concerts in Your Homeには、毎月数千人の訪問者があり、これでホストの家から家へとツアーするアーティストが現れるなど、インディの新しいライブの形として注目されている。このサイトの成功は、大規模なライブからは遠ざかりがちなインディに、全く新しい市場が開かれる予兆かも知れない。

SONYがRollyのティーザサイトを公開

SONYが、今秋発売になる新しい音楽プレイヤ、Rollyのティーザサイトを公開した。パソコンおよび携帯音楽プレイヤ向けのデジタル販売サービスとしては、7割のシェアを持つとされるAppleのiTunes StoreとiPodの組み合わせにMoraとRollyで対抗できるのか、SONYの音楽ビジネスの将来を左右する正念場が近付いていると言えよう。Rolllyを発売しても、MoraがiTunes Storeに追い付けなければ、SONYもついにiTunes Storeへの楽曲提供に踏み切らざるを得ないはずだ。

ホームページ公開

indierevolution.jpのホームページを公開しました。まだ、中身はありませんが、随時追加して行きます。