日本でもiTunes Matchを開始

すでにご承知とは思うが、米国に遅れること約2年半、やっと日本でもiTunes Matchが使えるようになった。

iTunes Matchの機能については、ネット上のあちこちで解説されているので検索して調べて欲しい。

インディミュージシャンにとって重要なのは、iTunesで販売されている楽曲がiTunes Matchによってオンディマンドストリーミング再生される度に小額ながら使用料が支払われる点だ。

使用料は、ユーザがiTunes Matchの購読料として支払った総額を基に分配される。そのため現状の使用料は、微々たるものだが、理論上はユーザ数が増えるとアーティストへの支払額も増えることになる。

オンディマンドストリーミングで使用料が支払われるのは、例えばSpotifyと同じだ。使用料が小額なのも、Spotify同様だ。

しかしiTunes Matchには、Spotifyと大きく異なる点がある。それは、ユーザがiTunes Storeで購入したトラックでなくても、iTunes Storeに掲載されているカタログに同じ曲があれば、それもストリーミング再生の使用料支払いの対象になる点だ。

つまり、まずiTunes Storeでアルバムを発売し、その後、ファンに同じアルバムを無料で配った場合、そのユーザがiTunes Matchを使ってそのアルバム内の楽曲をストリーミング再生する度に使用料を受け取ることができるようになるのだ。

楽曲を配れば配るだけiTunes Matchの利用者に楽曲が届く可能性が高くなり、使用料を受け取れる確率も上がる。

無料で配った楽曲が売り上げをあげる可能性がある、まったく新しい収入源の登場というわけだ。

iTunes Storeでアルバムを発売してもなかなか売れないと嘆いているインディは、そのアルバムをひたすら無料で配りまくってみるのも、何でも自由に試せるインディならではの実験と言えるだろう。