MySpaceとOlympusがアートフィルタ用楽曲を募集

コンテスト一覧のページにも掲載してあるが、MySpaceとOlympusがマイクロ1眼カメラOlympus Penに搭載された6種類のアートフィルタに合った楽曲をMySpace経由で募集するコンテストを開催中だ。アートフィルタは、簡単に言えば写真からフォトムービーを作る機能だ。

すべての作品が公開されるかは不明だが、出来上がったフォトムービーはMySpace、Olympusのサイト、およびYouTubeで公開されるので、プロモーション効果も期待できる。

今回のコンテストでは、すべての楽曲でフォトムービーが作成され、応募者が自分のPVとして自由に利用できるようになるそうなので、そこも魅力だろう。

MySpaceがアクセス解析ツールを公開

海外のMySpaceに遅れること約1ヶ月、日本のMySpaceでもアーティスト向けアクセス解析ツールのベータ版が公開された。楽曲の再生回数や訪問者の国や年齢と性別などの統計情報が簡単に確認できる。

Livecheers!がサービス終了

全国のライブハウスをネットワークし、ライブ映像をオンラインで中継するLivecheers!が、11月30日で中継を停止、サービスも来年の1月31日で終了すると、去る11月13日に発表した。

当初は、他に類のない独創的なアイデアで注目されたLivecheers!ではあったが、その後は特に話題になることもなく、提携するライブハウスの数も伸びず、ひっそりと終了するのは寂しい限りだ。

インターネットの世界は、上位2社か3社か市場を寡占するのが常で、規模の小さいサービスが独立してやっていくのは本当に難しい。Livecheers!も、例えば、iTunes Storeにライブ専門のレーベルとして音源を提供していれば、違った展開があったかも知れない。もちろん、そんなことは同社も承知のはずで、検討もしたはずだが、その方向へ踏み出すことはできなかったのだろう。

Livecheers!に限ったことではないが、アーティストを囲い込んだり、特定のレーベイルを優遇したり、すぐに代理店契約したがったり、日本の業界は、まだまだ古くさいというか、内向きというか、利権の確保や、既得権益の維持に頭がいってしまい、アーティストとファン本位になりきれていないところがある。業界の大物が、鳴り物入りで立ち上げたサービスが、鳴かず飛ばずで、その内そっと消えていくのを、我々はいつまで見ることになるのだろうか。

インディが音楽で食っていけるようになる、業界全体があっと驚くサービスが、いつかは登場すると思うが、そんなサービスは、業界側ではなく、もうアーティストあるいはファンからしか生み出されない気がする。

Live NationがiTunes Storeで限定音源を発売

米国で80カ所に上るライブハウスやホールをネットワークし、ライブを録音/録画してLive Nation Studioとして販売しているライブプロモータ、Live NationがiTunes Storeと提携し、ライブミュージックのページにiTunes限定ライブ音源/ビデオを販売するセクションを開いた。ただし日本のiTunes Storeでは発売にならないようだ。

今のところ、超大物は登場していないが、Live Nationがプロモートするアーティストには大物も結構いるので、その内に、iTunes限定のスタジアムライブなども発売になるのではないだろうか。

このLive NationやEMIのAbbey Road Liveなどの動きを見ると、海外では、ライブ指向がどんどん強まっている。ファンからしてみれば、ごひいきのアーティストのライブはすべて観たいが、そうもいかないのだから、せめて音源だけでもできるだけ公開して欲しいというのは、ごく当たり前の要望であり、そこには膨大な市場があるはずなのだ。

ひるがえって日本では、ライブ音源の二次利用はあまり進んでいないが、iTunes Store限定のようなやり方が可能なのであれば、インディのライブ音源をせっせと集めて、ライブに特化したレーベルのようなものにもチャンスがありそうな気がする。

Echo & The BunnymenがiPhone Appを公開

以前から公式サイトTwitterなどで積極的に情報発信し続けて、オンラインのプロモーションに力を入れている英国のアーティスト、Echo & The Bunnymenが無料iPhone Appを公開した。

最近では、アーティストがiPhone Appを公開することは珍しくないので、indierevolution.jpでもいちいちとりあげていないのだが、今回のAppは非常に使いやすい設計となっていてアーティストがiPhone Appを作成する際の手本になりそうなので、触れておくことにした。

アーティストがiPhone Appを公開する場合、奇抜なデザインで、インタフェースも分かりにくく、はっきり言って使いにくいものが多い。iPhone Appでも、何か芸術性というか、独自の表現を打ち出したいということだろう。これはファンにとっては楽しいかもしれないが、一般のミュージックファンには敷居が高く、取っ付きにくいものとなる。以前とりあげた、Snow Patrolなどはその最右翼だろう。

今回のEcho & The BunnymenのAppは、The Fountainという彼らの新譜のプロモーションが一番の目的で、特に年末の予定はキャンセルされて来年の春まで延期になったが、ツアーが予定されていた米国でのプロモーションを意識していることは明らかだ。

内容を見ると、まずThe Fountainの楽曲がすべてストリーミング再生できる。次に公式サイトおよびTwitterのニュースが閲覧できる。そしてショーカレンダーがあり、ファンウォール、写真、ビデオ、ディスコグラフィ、バイオグラフィ、リンク、ストア、とアーティストのiPhone Appに必要と考えられるすべての要素を奇麗に整理して並べてある。

iPhone Appの最新技術であるプッシュにも対応しているなど、単にきれいなAppを作ったというだけでない点も興味深いのだ。

Griffin大学のOnline Marketing Reserach Paperが面白い

オーストラリアのGriffin Universityとミュージックプロモーションサービス、musicadiumが、同サービスを使う99のアーティストを対象に、主要なオンラインプロモーションツールやサービスの利用が、デジタル販売の売り上げにどのように反映するのかを調査した、Online Marketing Reserach Paperを公開した。

オーストラリアの限定されたアーティストが対象ではあるが、その結果は非常に面白いものとなっている。詳細は、自分で読んでもらうとして、日本のインディにも有益そうなところを抜き出して、
解説してみた



EMIがAbbey Road Liveを発表

EMI Musicは、ライブを録音した音源を、即座にミキシングおよびマスタリングし、USBメモり、CD、DVDなどのメディアで、当日、会場で販売できるAbbey Road Liveを発表した。音源は、後日、ウェブサイトや携帯電話で販売したりストリーミングすることもできる。

海外のことであるし、インディとは直接関係ないので、とりあげないつもりだったが、ライブ録音を当日会場で販売する、というコンセプトが、indierevolution.jpのお土産音源のコンセプトと同じであることもあり、やはりちょっと触れておくことにした。

EMIは、傘下のMute Recordsを使い、2004年からLive Here Nowとしてライブ音源を販売して来た。今年の7月のBlur再結成やDepeche Mode、Nick Cave and The Bad Seeds、The Pixies、などのツアーで音源を販売して成功を収めている。

特にBlurのHyde Parkにおける再結成コンサートでは、ウェブサイトでCDあるいはダウンロードで販売されたが、来場者の10%にあたる数が売れたそうだ。2日間の合計来場者は十数万人に上ると言われているので、一万数千件の売り上げがあったことになる。

このLive Here Nowが、試行錯誤と実験、成功を経て、Abbey Road Liveに進化したわけだ。

この10月のDeadmou5のロンドンでのコンサートでは、当日、会場で、音源と壁紙がロゴ入りUSBブレスレットに保存された状態で販売されたが、これでライブ音源の販売というビジネスモデルが完成したことから、満を持して、今回のAbbey Road Liveが発表されたと想像される。

今回、図らずもEMIによって、ライブ音源を当日、会場で販売することが可能であると証明された。indierevolution.jpのお土産音源になるか、何か別の方法になるかも知れないが、インディが同様に音源を会場で販売できる方法が確立する日もそう遠くないかも知れない。