Last.fmがNow Form A Bandを公開

Last.fmは、音楽を作ったり、バンドを組んだ経験はあるが、楽曲を世に出すに至っていないインディ予備軍に、積極的に楽曲を公開することを促すページ、Now Form A Bandを公開した。このページでは、以前は、曲を発売しても、ラジオにもTVにもかからないため売れ行きに期待できなかったアーティストでも、今日では、デジタル販売で曲を発売し、Last.fmでもプロモーションして売り上げを上げることができる時代だとしている。これはindierevolution.jpが言っていることと同じだ。さらに、Now Form A Bandでは、デジタル録音/ミックスした音源は、TunecoreCD Babyなどを使ってデジタル販売サービスに転送して発売し、その後、Last.fmで有料のサービスも使って積極的にプロモーションすれば良い、としていて、これもindierevolution.jpがすべてのインディに薦めていることとほぼ同じ方向性と言ってよい。

同じページで、
Lucky Soulという、いわゆるネット時代のインディバンドの成功にも触れている。要約すると、1)ホームページからレーベル運営まで、すべてを自分たちでコントロールする、2)知りうる限りすべてのPRとラジオプロモーションのエージェントに会い、楽曲を聴いてもらい、その中から一番良いエージェントを選び、レコード店への流通経路を確保してもらう。そこまでやって、はじめてレコードを制作する、3)パブリッシング(音楽出版)も自分でコントロールする、4)お金をかけてプロモーションする人もいるが、とにかくライブで露出してファンを増やすことが大事、5)ファンに口コミで宣伝してもらう、6)日本へ行ったら結構反応が良かったので、日本のすべてのレコード会社に楽曲を送ったら、SONYからオファーが来て、6ヶ月の交渉の末、発売3週間で20,000枚を出荷して、インターナショナルチャートの6位になった、そうだ。

このシナリオは、まさしくindierevolution.jpが日本のインディにもお薦めしているものに近い。ネット時代の今、ファンは全世界にいる。ライブを活動の中心に据え、ファンのコミュニティを育て、全世界で露出する、というのが、これからのインディの基本的な戦略と思って間違いない。

ちなみにNow Form A Bandでは、Mutoolsの
LunaというフリーウェアのDTMソフトを紹介している。パソコンさえあれば、高いソフトを買わなくても、すぐに録音/ミックスが行え、CD-Rにも焼ける優れものだから、日本のインディも試してみると良い。