FizzKicksがライブ音源をライブ直後にダウンロードカードで販売

米国のダウンロードカード・サービス、FizzKicksは、2012年6月20日に吉祥寺のライブハウス、曼荼羅で行われた天球ぴんぽんずのライブの音源が、ライブ直後からダウンロード可能なダウンロードカードを販売した。

当日のライブ音源を、ライブ直後にダウンロードカードでダウンロード可能としたのは、これが日本で初めてだろう。

このライブ音源の録音と準備には、indierevolution.jpの
お土産音源のコンセプトと技術が応用されているため、indierevolution.jpでも現場にお邪魔して様子を見せてもらった。

お土産音源では、ライブ終了後、いかに迅速に音源を発売するかが、一つの鍵であったが、ダウンロードカードを使うことで、ライブ終了から10分弱で音源の発売が実現した。

indierevolution.jpでも、ダウンロードカードを1枚買い求め、実際に現場でパソコンにダウンロードしてみた。ちなみに、安定した高速ネットワークが使えるなら、Android端末にもダウンロード可能だ。

まず、ダウンロードされるのは、サイズが約47MBのZipアーカイブだ。このアーカイブを展開するとできるフォルダに、18枚の写真ファイルと天球ぴんぽんずのステージを最初から最後まですべて収めた長さが30分強のMP3ファイルが1つ入っている。

このMP3ファイルは、ステレオサウンドでビットレートが192kbpsと比較的高音質になっている。FizzKicksによると、ファイルが1つなのは、天球ぴんぽんずのライブが、演劇的と言うか、実験音楽的と言うか、曲が次々に連続して演奏されるためで、曲間があれば1曲ずつファイルを分割しておくことも可能だそうだ。

お土産音源は、市販のハードウェアとソフトウェアを組み合わせて、その場でライブ音源を素早く制作することを目指しているが、今回のFizzKicksのシステムも、ハードウェアにZoom H2nとMacintosh、録音ソフトウェアにAudio Hijack Proという、誰でも入手できるシンプルな構成を採用している。

会場にいた数人に確認したところ、音質は十分であるとの反応だったが、好みの問題もあるので、興味がある向きは、天球ぴんぽんずかFizzKicksから、このダウンロードカードを入手して、自分で確かめて欲しい。

ダウンロードカードは1,000円で販売された。今回は、実験的な意味合いもあったため、売り上げをFizzKicksとアーティストで分配することはせず、すべてアーティストが受け取ったそうだ。

なお、FizzKicksでは、2012年2月21日にも、代官山の
Mr.Friendly CafeQ(ku:)のライブ音源をダウンロードカードで販売する予定だ。