EMIがAbbey Road Liveを発表

EMI Musicは、ライブを録音した音源を、即座にミキシングおよびマスタリングし、USBメモり、CD、DVDなどのメディアで、当日、会場で販売できるAbbey Road Liveを発表した。音源は、後日、ウェブサイトや携帯電話で販売したりストリーミングすることもできる。

海外のことであるし、インディとは直接関係ないので、とりあげないつもりだったが、ライブ録音を当日会場で販売する、というコンセプトが、indierevolution.jpのお土産音源のコンセプトと同じであることもあり、やはりちょっと触れておくことにした。

EMIは、傘下のMute Recordsを使い、2004年からLive Here Nowとしてライブ音源を販売して来た。今年の7月のBlur再結成やDepeche Mode、Nick Cave and The Bad Seeds、The Pixies、などのツアーで音源を販売して成功を収めている。

特にBlurのHyde Parkにおける再結成コンサートでは、ウェブサイトでCDあるいはダウンロードで販売されたが、来場者の10%にあたる数が売れたそうだ。2日間の合計来場者は十数万人に上ると言われているので、一万数千件の売り上げがあったことになる。

このLive Here Nowが、試行錯誤と実験、成功を経て、Abbey Road Liveに進化したわけだ。

この10月のDeadmou5のロンドンでのコンサートでは、当日、会場で、音源と壁紙がロゴ入りUSBブレスレットに保存された状態で販売されたが、これでライブ音源の販売というビジネスモデルが完成したことから、満を持して、今回のAbbey Road Liveが発表されたと想像される。

今回、図らずもEMIによって、ライブ音源を当日、会場で販売することが可能であると証明された。indierevolution.jpのお土産音源になるか、何か別の方法になるかも知れないが、インディが同様に音源を会場で販売できる方法が確立する日もそう遠くないかも知れない。