レーベルゲートがmora touchを発表

すでに旧聞に属するが、レーベルゲートがAndroid携帯向けの音楽配信サービス、mora touchをこの4月から開始すると発表した。

アンドロイド携帯向けとは謳っているが、実際には、Docomoが4月から発売するソニーエリクソンのスマートフォン、Experia(tm)用のサービスで、他のAndroid携帯との互換性については、現時点では明言されていない。Android携帯のDRMについては、国内でも春までに相当試験が行われるということなので、サービス開始時点では互換性も確保される可能性はある。

Docomoが販売するくせに、子会社であるNapster用のAndroidアプリを用意しないところからして、SONY主導の製品であることは明らかだろう。

興味深いのは、DRMとしてATRACでなく、AndroidのDRMを採用した点だ。Androidというくくりである以上、選択肢はなかったとは思うが、mora winにしろmora touchにしろ、徐々にATRACという足枷から解放されつつあるのはいいことだ。海外同様に、SONYが日本でもATRACを放棄する日も近いかもしれない。

indierevolution.jpは、レーベルゲートやその主体であるSONYのビジネスについて興味がないから、とりあげるつもりもなかったニュースだ。moraにしても、パソコンおよびポータブルオーディオプレイヤ向けのデジタル販売サービスとしてのシェアが低すぎて、インディからすれば、どうでもいいという感じだろう。

しかしAndroid携帯を第二のiPodと見て、その市場に期待しているインディも多くいるようで、どうやってAndroid携帯向けに楽曲を販売すればいいか、という問い合わせがindierevolution.jpにもちらほら来るのだ。

なので、Android携帯絡みの情報として、遅ればせながら、とりあげた次第だ。とはいえ、事実上SONYのサービスであるmoraを冠するmora touchが、iTunes Storeのようにインディミュージシャンに門戸を解放するとは思えないから、あまり気にすることもない。むしろ、インディに門戸を開放するぐらいの英断を下せれば、大したものだ。

で、Android携帯に対して、どうやって楽曲を販売するかだが、日本ではまだこれと言ったサービスがないので、様子見が無難だと思う。

Amazon MP3が、噂通り、近日中に日本で始まれば、これで決まりになるだろう。その場合、多分、CD Baby経由でデジタル販売しているインディのアルバムは、自動的に日本でも買えるようになると思う。