イーライセンスが著作物の放送利用モニタリングシステムの実証実験成果を発表

indierevolution.jpでは、インディのJASRACや他の著作権使用料徴収代行団体への楽曲の登録について、積極的に勧めていない立場だ。それは、JASRACのような団体は、テレビ、ラジオ、カラオケ、BGMといった、包括契約からの著作権使用料の分配以外にインディにとって必須とは言えないからだ。

まずインディの場合、テレビやラジオに登場する機会は著しく低い。場合によっては、皆無かも知れない。その上、JASRACなどの使用料算出方式は正確ではないため、大ヒットした曲以外は、使用料の分配を受けられない可能性がある(そこそこヒットしてさえも分配されない例も多々ある)。このような現状において、インディが費用と手間をかけて、著作権使用料徴収代行団体に楽曲を登録するメリットはほとんど無い(海外の使用料徴収代行をメリットに上げる向きもあるが、ヒットが無ければ国内でも国外でも状況は同じだから、特段のメリットにはならない)。

しかし、ついにというか、やっとというか、
イーライセンスがラジオ放送を24時間録音し、放送された楽曲のフィンガープリントを登録楽曲と比較して、自動で正確に放送回数を把握する技術とシステムの実証実験から良好な結果と得たと発表した。

こうなると状況は劇的に変わり、1度放送されただけでも規定の使用料が分配されるようになる(1度しかかからない場合、実際のところ手数料のが高いので分配されないと思うが、少なくとも自分の曲が何回どこでかかったかなどは把握できるようになるだろう)。

indierevolution.jpでは、テレビやラジオでの露出はプロモーションの一環と考え、インディは無料で許可した方が良いという立場だが、上記のシステムが稼働し始める2009年以降は、インディそれぞれの立場と考え方で著作権使用料徴収代行団体の利用も積極的に検討してよいと考えるものだ。