PayPal Hereのすすめ

PayPalが、2012年5月に発表したPayPal Hereの国内での本格展開を発表(PDF)した。

PayPal Hereは、ソフトバンクのiOS端末およびスマートフォンを使ってクレジットカード決済するための、スマートフォンに装着する小さな三角のカードリーダだ。

PayPal Hereがあれば、バンドやレーベルが、物販の際に、100円以上の販売でクレジットカードを扱えるようになる。例えば、ライブ会場や即売会でCDを売るにしろ頒布するにしろ、Tシャツを売るにしろ、同人誌を売るにしろ、クレジットカードでの決済に対応できるわけだ。

カードリーダは購入する必要があるが(オープン価格だが、実売は1,000円強)、初期費用も月間使用料も不要なので、物販の予定があるバンドは、とりあえず用意しておくと、いざという時、販売の機会を逃さずにすむ。

なお、バンドやレーベルがPayPal Hereを導入するには、PayPalのプレミアムアカウントかビジネスアカウントが必要だが、ファンは有効なクレジットカードさえ持っていれば、PayPalアカウントを持っている必要はない。

PayPalについては、ネット上を検索すれば膨大な情報があるが、
indierevolution.jpの次のページでも簡単に説明している。

2013年3月5日付の上記の発表では、全国約 2,700 のソフトバンクショップで販売開始、と書いてあるが、まだ扱いが始まっていないショップもあるので、導入を検討しているインディは、ショップに行く前に在庫があるのか、手続きは滞りなく行えるのか、確認しておいた方がよい。

なお、米国のPayPal Hereの決済手数料(2.7%)より日本の決済手数料(5%)が高い点を問題視する向きもあるが、元々、米国のPayPal Hereでもドル以外の通貨の決済では手数料(2.5%)が上乗せされるので、日本だけ特段に手数料を高く設定したと言うわけではないだろう。

また、当たり前の話だが、購入者のクレジットカードの請求書には、PayPalアカウントの登録名が記載される。店やレーベル名とアカウントの名前が異なっていると、後日カードの請求書を見た購入者から、利用した記憶がないと言ってキャンセルを申し立てられる可能性もある。

購入者が要らないと言っても、必ずレシートはメール送信することをお勧めする。念のため、商品に請求書に記載される名称に関する注意書きのメモを同封しておくのも、良いアイデアかもしれない。