中学生や高校生のアマチュアバンドでも簡単に費用もかけず、iTunes Storeなど世界中のデジタル販売サービスで楽曲が販売することができます。

そのためには、アグリゲータという業者を使います。

Appleの次のページを見ると、公認アグリゲータが一覧されています:
https://itunesconnect.apple.com/WebObjects/iTunesConnect.woa/wa/displayAggregators?ccTypeId=3

このように色々なアグリゲータがありますが、日本のインディアーティストの間で最も有名なのは、米国由来の
CD BabyTuneCore Japanでしょう。アグリゲータによっては、登録できる年齢に制限があったり、登録にクレジットカードが必須だったりするので、色々と比較して気に入ったアグリゲータを試してみるのが良いでしょう。

なおCD Babyについては、SpinApp Japanという日本語窓口がありますが、サービス自体はあくまで米国のサービスであり、アカウントにログインした場合は全て英語で表示されます。簡単な英語ながら音楽業界特有の単語なども登場するので、不明な点や疑問があれば日本語窓口をうまく利用しながら使う必要があります。楽曲を世界で売ろうというのですから、英語のサービスにも果敢にトライすることをお勧めはしますが、敷居が高いと思うようであればTuneCore Japanのような国内の会社を選ぶのが無難です。

まずアグリゲータにメンバー登録したら、アルバムや曲のデータを登録し、ジャケット画像ファイルと音源のオーディオファイルをアップロードして登録料金を払うと、全世界のiTunes Store、Amazon MP3、Google Play、Spotify、などといった主なオンラインストアで販売できるのです。

注意しなければならないのが、アグリゲータによって使用できるサービスの種類と範囲、そして用意されたオプションが違うということです。

まず、現在ではほとんどのアグリゲータが全世界の主要なデジタル販売サービスで楽曲の販売が可能ですが、利用できるサービスの種類と数は微妙に異なります。自分が利用したいサービスが対象になっているかどうか、事前によく確認しましょう。

次に、デジタル販売サービスでの販売以外のオプションの有無を確認してください。例えば、前出のCD BabyやTuneCore Japanには、YouTubeにアップロードされたビデオのBGMで楽曲が使われると、その広告売上を受け取ることができる「YouTube収益化オプション」があります。

それ以外にもCD Babyでは、cdbaby.comと云うオンラインストでの販売も出来ますし、映画やテレビ番組、ウェブコンテンツでのライセンス代行や現時点では米国だけですがAmazon.comのディスクオンデマンドでCDをオンデマンドデュプリケーションして販売してくれるオプションなどがあります。

また中学生や高校生の場合はクレジットカードが使えないことも多いでしょうから、利用料を銀行振り込みやコンビニ払いできること、そして売り上げをやはりクレジットカードを使わない方法で受け取れる必要があります。

CD BabyもTuneCore Japanも利用料は銀行振り込みなどで払う方法がありますが、問題は売り上げの受け取り方法です。

TuneCore Japanは登録した銀行口座へ振り込まれますが、CD BabyにはPayPal、Payoneer、そしてドル建て小切手の郵送の3種類の支払い方式しかありません。そのうちのPayPalはクレジットカードの所有が前提になりますし、Payoneerは登録と使い方がかなり面倒です。となると、中学生や高校生の選択肢はドル建て小切手になりますが、郵送されてきた小切手を国内で換金すると手数料が5千円くらいかかります。つまり売り上げが5,001円だった場合、受け取る金額は1円になってしまうのです。CD Babyでは、売り上げの支払いを行う金額を指定するオプションがあるので、その金額を少なくとも$100以上にしましょう。$100を指定した場合、受け取る金額は5,000円前後になる思われますが、それでもそれなりの売り上げを受け取ることはできわけです。