ライブ形式のコンテストでバンドの宣伝をすることを制限することは、あまりありません。念のため、事前に確認し、問題がなければ、せっせとチラシやデモCD-Rなどを来場者に配りましょう。これは、コンテストをバンドのプロモーションとして利用するなら、基本中の基本と頭に叩き込んでおいてください。

同時に、物販を行っていいかどうかも確認してください。多くのコンテストでは、物販は許可されませんが、許可が出ないとも限りません。駄目もとで主催者に確認しましょう。

また、興味を持ってくれた来場者のメールアドレスも集めましょう。ライブの回数が限られているインディバンドに取って、コンテストも貴重なファンおよびファン予備軍と接触する機会です。逃さず、メールアドレスを集め、コンテストから家へ帰ったら、すぐにお礼のメールを出し、今後の宣伝のためにメーリングリストに追加しておきましょう。

コンテストに出たら、優勝しなくても、とにかくホームページやブログで報告しましょう。

優勝したわけでもないのに、ネットで報告したら、宣伝どころか、逆効果にならないか、と危惧するインディもいます。しかし、実際のところ、コンテスト関連の情報をネットで詳細に報告することは、予想以上に宣伝効果があるのです。

ネットでインディバンドが露出するために効果的な手法の1つが、検索対策です。でも、Jポップとか、ロックとか、インディとか、そんな単語の検索結果のトップに無名なインディが表示されることはあり得ません。そこで、コンテストの報告を利用するのです。

コンテストは、比較的検索されやすい単語です。皆さんだって、一度や二度はコンテスト情報をネットで検索したことがあるでしょう。そんな時、コンテストの様子を事細かに報告しているブログがあったら、興味を持ちませんか? バンドを始めたばかりで、コンテストってどんな感じなんだろう、と思っている若いインディは、確実にページを訪れるはずです。

そんな若者がページを見にきて、コンテストで優勝って書いてあったら、どうするでしょう? 「優勝したんだ、凄い!」ってのもよくある反応でしょうが、「優勝するってのは、もうプロ並ってことだよな」と思って興味がなくなるかも知れません。じゃぁ、頑張ったが惜しくも落選、って書いてあった場合、「どれくらいのレベルで落選したのか?」って興味を持つと思いませんか? 少なくとも「落選してやがんの、ヘッ」なんてせせら笑うインディはいないはずです。まぁ、報告の仕方によっては、悪い印象を持たれるかも知れませんが、きちんと報告していれば、そんなことはあり得ません。

重要なのは、コンテストに参加、とか、簡単に済ますのでなく、応募から結果が発表されるまでの過程をできるだけ詳しく紹介することです。「コンテストって怖くないの?」なんて思っている中高生を相手にしているくらいの感じで書いてください。

特に、ファンはバンドの物語性に強く惹かれる傾向にあります。定期的にコンテストの挑戦して、少しずつ成果が現れる、といったストーリーを展開できれば、定期的にサイトを訪れてもらえることでしょう。

興味を持ってもらえば、こっちのもので、楽曲を試聴させたり、ダウンロードしてもらったり、メーリングリストに登録してもらったり、宣伝の幅は広がります。